光る遺伝子組換えの魚が、ニュースになった話。いまは飼えるの?
先に結論
- 遺伝子組換えで光る魚は、日本では、国の承認がないと、輸入も販売も飼育もできません。
- 2006年には、光るメダカが輸入されて販売されていたことが、ニュースになりました。
- このとき、罰則は適用されず、販売中止と回収の指導になりました。
光る魚は、どんな魚だったのか
くらげの光る遺伝子を組み込んで、暗いところや、ブラックライトの下で光るようにした魚があります。2001年に台湾の会社が作った光るメダカは、「ナイトパール」という名前で売られていました。アメリカでは、ゼブラダニオに光る遺伝子を組み込んだ「グローフィッシュ」が、2003年から販売されています。
2006年に、ニュースになった
2006年2月、光るメダカ約800匹が、台湾から輸入されて、全国の観賞魚店で販売されていたことが、報道されました。環境省は、業者に対して、販売の中止と回収を指導しています。
当時の報道によると、このときは、罰則の適用は求められませんでした。業者と小売店が、回収に積極的に協力したことが理由です。また、当時の報道によると、2003年にも、別の業者が光るメダカを輸入していましたが、当時は、この法律が施行される前でした。
どんな法律なのか
「カルタヘナ法」という法律が、2004年2月に施行されました。遺伝子組換えの生き物が、自然の中に出てしまうと、在来の種との交配や、生態系の乱れが起きるおそれがあるため、国の承認を受けていないものを、輸入したり使ったりすることを禁じています。
当時の報道によると、メダカは輸入のときに検査がないことも、問題を見つけにくい理由のひとつでした。
魚を迎えるとき、気をつけること
お店の魚が、どれも安心とは限りません。次の点に気をつけてください。
- 「光る」「蛍光」と書いてある魚は、遺伝子組換えでないかを、お店に確認します。
- 出どころがはっきりしない魚は、買うのを控えます。
- 自分の水槽の魚が、遺伝子組換えかもしれないと気づいたときは、川や池に放さず、環境省などに相談します。
魚を扱う人も、買う人も、法律を知っておくことが大事です。